あなたはわたしのたからもの:02



※ジノもルルーシュも別人です…すみませんっ;
※引き続きえろ続いてます…。
※ジノと女性の絡みがあります。
というか女と男の性描写があるので…自分ではあまりそう思いませんが、若干生々しい描写もある?かもしれませんので、そういうのがダメな方はご遠慮くださいませ;
※あとジノがかなり女性に酷いので(ルルーシュにも酷いですが)、そんなのジノじゃない!というお方もご遠慮された方が良いかと…!;












「ぁ……」

淫らに男を求め、犯されて悦ぶ、恥知らずでいやらしい自分。
彼が作り、知らしめた、おぞましいもう一人のルルーシュの姿。
そんな自分が心のうちにいるなどと、ルルーシュはけして知りたく無かったのに。
理性を手放したルルーシュは、いつもこのもう一人の淫らな自分に支配されてしまう。
今回もまたそうだった。

あれでついて。
こすって。
おかしてもらえれば、どんなにきもちいいだろう。

後孔が切なくうずいた。
段々と、突かれて気持ち良さげによがる女と自分が重なって見える。

かゆい。
はやく。
あれをちょうだい。

欲望に正直なもう一人の自分が、勝手に口を開いた。

「…じ、……の…さまが……ぁ…ほし…い…」

「ジノ様に犯されたいです、でしょ?」

相変わらず息も荒げないまま、明るく笑ってジノはけろりと更に残酷な要求をする。
けれどもはやルルーシュを止めるものは何もなかった。

「っ……ジノさま、に…お………、さ…れたい……で、す…………」

震えながらルルーシュの小さな唇がそう紡ぐのを聞き届けると、ジノは笑顔のままあっさりと女を突き放した。
子宮の中で達することのなかったそれが、愛液をまとわりつかせててらてらとグロテスクに表面を反射させながら、ずるりと引き抜かれる。

「なっ…」

突然のことに言葉もない彼女を見下ろして、ジノは言い放った。

「君、もういいから。出て行ってくんない?」

ニッコリと、人好きのする無邪気な笑顔で言い放たれた台詞が、俄かには理解できなかったのだろう。
ぱちくりと目を瞬かせて、ベッドの下に投げ出されたまま微動だにしない女の細い腕を大きな掌が容赦なく掴む。
絨毯の上に散らばった衣服を拾い上げると、ジノは問答無用で裸のまま彼女を部屋の外に追い立てた。
我に返った彼女が暴れるが、無情にも扉は閉じられ、鍵がかけられる。
可哀想に。
ルルーシュは僅かに残った思考の断片で思った。
新入りのメイドだったから、きっと何も知らなかったのだろう。
この屋敷では、ジノの悪癖は有名だ。けして外に洩らされることはないけれど。
目の前で見せつけるように女を抱いた後、懇願させながらルルーシュを犯す。それがジノのお気に入りの遊びの一つだった。
あまりにも悪趣味なそれに、初めはさすがにルルーシュもそれだけはやめてほしいと抵抗したが、当然聞き入れられることはなく。
いつしかルルーシュも諦めてしまった。
すまない。小さく心の中で謝る。
けれど、ルルーシュが他人に同情できたのは、そこまでだった。

「ひっ…!」

唐突に椅子から抱き上げられ、広いベッドの上に突き飛ばされる。
慌てて後ろを振り返ろうとするが、それより早く宛てがわれた熱く硬い感触に、ルルーシュは息を呑んだ。

「あ、……あああ…ッ!」

「なーんだ。あんなに強がってたけど、もうこんなにトロトロになってるじゃないか。」

まだローターを含んだままの後孔に、ズブズブと太い灼熱が呑み込まれていく。
大柄な体躯同様、子供腕ほどもある巨大なジノのそれを、しかしルルーシュのジノに慣れきった秘孔は、健気に口を開きながら従順に受け入れた。

「そんなに私がほしかった?」

「あっ……は、…あっ、あっ…ぁ…あ、あ!」

衝撃に悲鳴を上げたルルーシュを他所に、嬉しそうにジノが言う。
しかしルルーシュはそれどころではなかった。
ようやく待ち受けた感触を与えられて、熟れた肉襞が歓喜にざわめいている。
すぐに開始された激しい律動に翻弄されて、ルルーシュには矯声をあげ続けることしか出来なかった。

「あーあ、グショグショじゃないかルルーシュ。こんなになるまでよく我慢できたね?」

「……ん…っ」

繋がったまま前をゆるりと撫でられて、ルルーシュは虚ろな視線を下肢に向けた。
いつの間に外されていたのだろうか、戒められていたはずのそれは解放され、ダラダラとまるで失禁しているかのように白濁を漏らし続けている。
ねとねとと流れ落ちるそれらを纏いつかせたおおきな手のひらが、ルルーシュの身体を這い上り、赤くぷっくりと立ち上がった乳首へべっとりと擦りつけた。

「ふっ……ぅ…は…ぁ…!」

きゅ、と敏感なそこをきつく摘みあげられて息が上がる。
一瞬、意識がそちらに向くが、それを咎めるように大きく突き上げられて、ルルーシュはジノをいっぱいに咥え込まされた後孔へと意識を戻した。
ガツン、と突き上げられて、まだ中にあるローターがジノの先端に奥へ奥へと押しやられる。

「ああ……っ!」

激しい振動を続けるそれが、信じられないほど奥まで抉って、ルルーシュは細い身体をのけぞらせてはかない悲鳴をあげた。

「ふ、……」

ローターのおかげでゆるゆると小刻みに振動し、刺激を与えられて吸い付くようにジノに絡み付く内壁が気持ち良いのか、ジノが目を細める。

「ひぁ……っ…ン……は、ッ……あ、あ、あ、」

ガツガツとローターを突き上げながら、太い幹でごりり、と中の一際敏感な場所を遠慮なく押し潰されて、ルルーシュはもう気が狂いそうだった。
時折浅いところを緩やかにくすぐられるのが、奥の激しいローターの振動と相まって、たまらない。
口から涎を垂らし、男のくせに女のように犯されてよがり狂っている。まるで発情期の雌犬のように尻を振って悦んでいる自分は、きっととても浅ましい顔をしているのだろう。
ルルーシュは自覚するが、欲望に正直なもう一人の自分に支配された身体は、もはや意のままにはならなかった。

「殿下………」

「………ッ!」

不意に、昔そう呼ばれていたようにジノに呼ばれて、ルルーシュはぎゅっと強く後孔に含んだジノを締め付けた。
低く呻きながら、これ以上ないほど大きさを増したジノが、ルルーシュの中に熱い奔流を叩き付ける。
ああ、終わったのだ。
これでようやく眠ることができる。
内部を滅茶苦茶に擦られ、こね回され、彼の白濁を注がれて、薬で熱を持っていた後孔の疼きがようやく治まった。
ジノの気が済まなければまた起こされるだろうが、その時はその時だ。
けれど、まだ大きさを保ったままのものがずるりと引き抜かれ、ついでにローターも引き出される感触に、今日はもう本当にこれで終わりであることを知る。
彼が抜け出てどろり、と中に注がれたものが溢れだす感触が不快だが、もうどうでもいい。
やっと訪れた安堵に身を任せ、遠ざかる意識のなか、ルルーシュは幼い彼の声を聞いた気がした。

『ルルーシュさま!』

小さな彼が三つに編んだ金髪を揺らして、無邪気に微笑んでいる。
あの頃はまだ、一つ下のジノの方が背が低かった。
遊び相手として引き合わされた貴族の子弟達は皆、継承権の低いルルーシュを見下した。
その中で、ジノだけが初めからルルーシュによく懐いた。
きれいに結われた髪、あれは確か、自分が編んでやったものだ。
一緒に菓子を食べる際に邪魔そうだったので、妹にするように何気なく結んでやったら彼は殊の外喜んで、以来その髪型を変えようとはしなかった。
悪戯な彼に意趣返しで、三つ編みというのはその名の通り髪を編んだ束を三つ作るのだと騙したことを、ルルーシュは後でとても悔やんだのをよく覚えている。
そのせいで、ジノは幼い頃余計に笑い者にされていた。
髪を結うことで、小さかった頃は女のようだと貴族の子弟達に笑われ、身体が大きくなってからも、何にでも秀でていたジノはよく妬まれたから、それを揶揄いのネタにされていた。
けれど、それでもジノが髪を結うのをやめることはなかった。
そういえば、
意図しないうちに、ふわりとルルーシュは口許を綻ばせた。
何もかも変わってしまった自分達だけれど、髪を自分が編んでやるのと、彼の浮かべる無邪気な笑顔だけは変わらないな。
彼がもう昔のままの無邪気な子供などではないことは、他の誰よりもルルーシュが一番よく知っているけれど。
それでも、あの周囲まで明るくするような、太陽のように曇りない笑顔がまだ失われていないのが嬉しかった。
例えそれが、相手の油断を誘うために作られた偽りの仮面だとしても。

『でんかは、ぼくの、たからものです!』

あの頃、彼が口癖のように言っていた言葉を思い出す。
大きくなったら、でんかのきしになりたい、そう何度も繰り返して駄々をこねていた小さな彼は、一体何処へ消えてしまったのだろうか。

「……どうして、」

小さな呟きを残して、疲れきったルルーシュの意識は泥のような睡魔に引きずり込まれた。













やがて安らかな寝息を立て始めるルルーシュを昏い瞳でじっと見つめて、ジノは壊れ物に触れるようにそっと、ルルーシュの頬へ手を伸ばした。
しろくすべらかな頬に痛々しく残る涙の跡を辿り、目尻に溜った滴を拭う。
口に含むと、少ししょっぱかった。
再び手を伸ばし、今度は自分が塗り付けた、彼の胸に広がる白濁を掬い取る。
躊躇いなく舐めとると、精液特有の青臭く苦い、妙に喉に引っかかる味が口内に広がった。
けれど彼のものだと思えば、それすらいとおしい。
ジノはうっとりと囁いた。

「殿下は…わたしの、たからものです」

自分がとうに異常であることを、ジノは自覚していた。
彼を苛み、傷めつけ、その美しい紫水晶の瞳に諦めの色が宿るのを見て、自分が彼を支配している事を確認し、安堵する。
そうしてはじめて、ジノの心は平穏を取り戻すのだ。
誰よりも大切にしたいと思っていたはずだった。
彼を守るのは自分だと信じていた。
けれど、もうどうでもいい。
彼が自分の傍にいなければ、全てが無意味だ。
彼を失わないためならば、何でもできる。例え、彼がそう望まなくとも。
彼が日本に送られたあの日、ジノは思い知ったのだ。
しっかりと捕まえておかなければ、彼はいとも簡単にジノから奪われ、手の届かないところへ連れ去られてしまうことを。
ずっとあの幸福な日々が続き、いつかは彼の騎士になるのだと信じていた。何の根拠もなくずっと彼と一緒にいられると信じきっていた馬鹿な子供は、ようやくそれがどんなに愚かな妄想であったかに気付いたのだ。
彼に支配してもらうのを夢見るのでは駄目だ。それでは容易く彼を奪われてしまう。
ならどうすれば良いのか?
………自分が彼を支配すればいいのだ。
ブリタニアは力を尊ぶ国だ。
欲しければ奪えばいい。攫えばいい。囲えばいい。
誰にも奪われないですむ強い力を手に入れて、彼を自分だけのものにしてしまえばいいのだ。
だからジノはナイツオブラウンズになった。
ただの貴族のままではより上位の貴族や皇族に望まれれば、彼を差し出さなくてはならない。
皇帝直属の騎士ならば、おいそれと口出しされることもない。
けれど、それでもまだ不安だった。
彼はジノの裏切りと侮辱を許さないだろう。賢い彼は、いつしかジノの元から逃げ出してしまうかもしれない。

いっそのこと、壊れてしまえばいいのに。

ジノはルルーシュを追い詰めた。肉体的にも、精神的にも。
彼が壊れてしまえば、ジノから逃げることすら考えられなくなってしまえば、余計な心配をする必要もない。
壊すために彼を痛めつけているくせに、しかし彼が時折見せるあの頃のような強い瞳に、自分を許しているのかと錯覚させる柔らかな微笑みに、喜んでいる自分がいる。
クツリと大きく唇を歪ませて、ジノは自嘲した。

なんたる矛盾!

彼が壊れてしまうことを望みながら、彼が彼で無くなることを恐れている。
そうして大きな歪みを抱えたまま、結局はただ飢えを満たすために彼を貪る愚かしさよ!
滑稽な己の姿に笑いが止まらない。
けれど。
穏やかに眠るルルーシュを見下ろして、ジノの唇がさらに嘲りの形に吊り上がる。
どちらにせよ、自分が絶対に彼を逃さないことだけは分かり切っていた。
自分は愚かだが、彼はもっと愚かだ。
優れた頭脳を持っているくせに、どうしてこんな簡単なことが分からないのだろう?
いつか自分が彼に飽きるなどと、絶対にありえないことを夢見て耐えている。
もし彼が逃げ出せば地獄の果てまで追いかけるだろうに、ましてや己から手放すなどと。

「可哀想な殿下。私なんかに捕まっちゃって。」

まだ自分から逃げる事を夢見ている愚かな彼が、哀れで、愛しくてならない。
けれど残念ながら、逃してやるつもりは毛頭無かった。
白く細い腕をとり、滑らかな手の甲に恭しくくちづけながら、ジノは睦言のように甘く繰り返した。

「でんかは、わたしの、たからものです」


たからものは、だれにもみつからないように、かぎをかけてたいせつにたいせつにしまっておかなくちゃ。
ね、そうでしょう?わたしのでんか。


薄暗い室内で異様に輝く一対のアクアマリンが、彼の『たからもの』を見詰めてうっとりと、いとおしくてたまらない、と言わんばかりに蕩ける。
その瞳の奥に狂気の光を潜ませて、ジノは無邪気に微笑んだ。



















うわあ…見事にエロだけの中身のない話ですね!(爆
しかも文体もメチャクチャで申し訳ない…勢いだけで書いたので見逃してやってくださると…幸いです…;
あと微妙にスザクとジノの書き分けができないいいいいいいいい!うわーん!
まだイマイチ、ジノのキャラを掴み切れてません…あんまり露出ないのであれですが、少なくとも自分の中での像が固まればまだマシなのになあ…。(泣)
まあいいんだけどね!勝手な妄想で突っ走るのは変わらないしね!(うおい!
どうしても一度ルルを日本に送りたかったのですが理由考えるのめんどかったのでそのまま強引に戻しました…不自然極まりないですがスルーでよろしくお願いします☆てへ☆(殴
ううーなんか思った事を上手く書き切れてない感じがして萌えが消化不良気味です…文章力がほしい、ぜ…!

御影








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2008.07.26