※エロエロフィーバー第二段。セクター先生に続いてエロしかありません。
※グラッドお兄ちゃんがへタレでも情けなくも優しくもありません。
ドSです。お鬼畜です。別人です。寧ろ人でなしです。(死
※黒兄貴…っていうかもはやドス黒いです。
※下品な言葉のオンパレード。ヘンな言葉を覚えること確実です。(殴











お前は俺の為に死ね:02











「あ……はぁ…っ……くぅ…ン…あに…きぃ…」

子猫のように甘ったるく鼻を鳴らして、ライが潤んだ瞳をグラッドへと向ける。
何をねだられているのか知りつつも、グラッドは空々しくとぼけてみせた。

「ん…?なんだ、コレが欲しいのか?」

「やぁぁ……ッ!」

もうこれ以上ない所まで差し込まれている張り型を、素知らぬふりでぐいぐいと更に奥まで押し込める。
その衝撃に、ライは背筋をのけ反らせてはかない悲鳴をあげた。

「やっ……ま…だ……んぁ…だめ…ぇ…っ」

ただでさえ敏感な身体が、催淫効果のあるローションをたっぷり内部に塗り込まれ、更に太い男性器の張り型を咥えさせられて宿から歩かされてきたせいで、恐ろしいほどの感度をみせている。
ライはすぎた快感に震える指を下肢に伸ばし、いまにも弾けそうな自らのそれを勝手にイけないようきつく握り締めた。

「…も、……おれ…っ……ぁぅ…あにき…っ」

切ない瞳で助けを求めて喘ぐが、この状況にライを追い込み、またライを救うことが出来る唯一のひとは、涼しい顔で眼前に晒されているライの恥態に目を細めるばかりだ。
助けてもらえないことがかなしくて、自分ばかり下肢をさらけ出していやらしく喘いでいる状況が恥ずかしくて、ライは哀しみと快楽のためにぽろぽろと涙を零しながら、幼いころの呼び名でそのひとを呼んだ。

「ぐ…らっどにぃちゃ……あぁっ…おにぃ、ちゃぁ…たす、け……はぁっ…ぅ」

「ちゃんと食堂を開ける前からコレを咥え込んでたんだろうな…?誰かに気付かれたか?」

「ンっ……り…しぇるたちには…ぐあいわるそ…て、…しんぱぃ…された……ぅんっ…け、ど…きゃくはすくなか、たし…ぁ……ほかのひと…は……だいじょ…ぶ……ひぁ…んアァッ」

「そうか…えらいぞ、ライ」

「うんっ……おれ、ちゃんと…ぁ……おにぃちゃのゆうこ…と…きけ、た…よ?
だ…からぁ……もぉ…っぐらっどにぃちゃぁ…ん…はぁぁ…あ…っ……」

必死の願いが通じたのか、ぐぷりとローションを零しながら、ずぬる…と張り型が引き抜かれる。
拡がりきったライの後孔ははくはくと開閉を繰り返し、紅い媚肉を覗かせていた。
しかし待ち望んでいたものをなかなかそこに与えてもらえなくて、ライは切なく身をよじる。

「……にぃ…ちぁ…?」

「…俺にお願いするときはどうするんだ、ライ?」

「ぁ……ぅ…」

冷たく諭されて、ライはぎゅぅっと唇を噛み締めた。
やわらかい皮膚が破れて、ぷつりと紅い血が溢れる。
まるで紅を引いたように小さな唇が華やかに彩られ、快楽に赤く染まった目許と相俟って、未成熟ながらも何処か危うい、何とも言えない色香を漂わせていた。

「ん、ふぁ…っ……お…れの…ぃ、いんらんな…ケツマンコ…にぃ…っ……ぁん…ごしゅ…じ…さまの……おっきぃおちんちん…をぉ…い、れてやって…くださ…ぁ……ひっぁ……おねが…ぃ……しま…す…っ…」

舌ったらずな声でたどたどしく卑猥な言葉を紡ぎ、羞恥に身を震わせながら尻を高く掲げて両足を大きく開く。
羞恥を堪えるように頭をシーツへ擦りつけながら、ライは自ら尻たぶを掴んでぐいっと狭間を広げ、グラッドの前にとろとろに蕩けた秘孔を晒して見せた。
小さな紅い後孔は先程まで巨大な張り型を咥えていたとは到底思えない面持ちで慎ましやかに口を閉じ、時折ぬちゅりと含みきれないローションを漏らしながら、ヒクヒク蠢いて男の太いもので散らされることを待ち望んでいる。
真珠のようなしろい肌は興奮のためか桜色に染まり、小さな尻も美味そうに熟れてぷるぷると小刻みに震えていた。
その尻の奥に覗く、間違いなく同性の少年である証の華奢な屹立も、ねっとりと先走りを漏らしてシーツの上に糸を引いている姿がいやらしい。
そろそろ頃合いか。
グラッドはぺろりと舌なめずりをすると、漸く前を寛げて、既に赤黒く怒張してドクドクと熱く脈打っているグロテスクな己の一物を取り出した。
二、三度軽く擦り上げて、ライの後孔へぴたりと押し当てる。

「………ッ……」

そしてそのまま、グラッドは全く躊躇することなく、硬くそそり立ったソレをライの媚肉の中へと一息に突き入れた。

「きゃぅ…っ…ア、…アアアアアアーッ!」

ずっと待ち望んでいた確かな感触に、ライは背をのけ反らせて高い嬌声を上げる。
強い衝撃に見開かれた大きな瞳からはまたぽろぽろと涙が零れ落ち、細い脚は瘧のようにガクガクと、過ぎる快感にうち震えていた。
そんなライの様子を頭上から愉しげに見下ろしながら、グラッドが白い軍服の上着を探りあるものを取り出してライの細い首へと巻き付ける。
――――ちりん、
淫靡な部屋の空気には場違いなほどに涼やかで澄んだ鈴の音が、ちりりと軽やかに辺りに響いた。

「はっ…ア……?…んっ……ふ…ぁ……あ、…ア、ア、ア、アッ」

口の端から飲み込み切れなかった唾液をたらたらと零しながら、とろんと焦点の合わない瞳でライがことりと小首を傾げる。
激しく突き上げられるのに従って、ちりんちりん、と鈴の音もライの首元で激しく鳴り響いた。

「首輪だよ…お前は俺のものだ。そうだろ?
白痴みたいでよく似合ってるぜ。…どうだ、嬉しいか?」

それは、小さな赤い首輪だった。
小さな金の留め具がついており、細い革の中央にも金の鈴がちりちりと軽やかに揺れている。
グラッドから何かを貰えたという事実がうれしくて、うれしくて、たまらなくて。
ライはふにゃりと瞳を緩ませて、しあわせそうに微笑んだ。

「う…っん……うん…っ!…あ…りがと…にぃちゃ……はっン…ぁ……ぅ…れし……す、き……すき…ぃ…っ……」

コクコクと頷きながら、想いを込めてひたすら好きだと繰り返す。
太い肉棒をずっぽりと咥え込んだ後孔もライの想いに応えるかのように熱く濡れた肉襞を蠢かせて、奥へと引き込むようにぎゅうぎゅうと、グラッドのものを強く締め付けていた。
今の状態ではグラッドに告げられた言葉の意味すら解っていないのだろう、ひたむきに想いを向けてくるライの姿が、滑稽で堪らない。
その愛すべき愚かしさを愛でながら、グラッドは腕時計に目を向けた。
予定通りならば、そろそろのはずだ。
コン、コン、
思惑通り、駐在所の扉を叩く、木の硬質な音が耳に届いて、グラッドはゆうるりと唇を吊り上げた。
何だか今日は時間ばかり気にしている気がする。
俺はいつからこんなに時間にまめな男になったんだったか。
同様にその音が聞こえたのだろう、ビクリと大きく震えて躯を強張らせたライの耳元に、グラッドは甘い毒を流し込んだ。

「ああ…そう言えば今日は、ミントさんに野菜を届けてもらうよう頼んでいたんだっけか」

「ッ…?!………にい、ちぁ…な……で……?」

みるみるうちに、しあわせそうに微笑んでいたはずのライの小さな顔が絶望に彩られる。
細い眉は悲痛に歪み、ピーチピンクの唇もわなわなとちいさく震えていた。
しんじられない、といったように見開かれた大きな瞳には、くつくつと愉しそうに嗤うグラッドが映り込んでいる。

「もしミントさんにバレたら…解ってるな?
お前なんか、あのひとの代わりに過ぎないんだよ。思い上がるな。」

「…ひ…っ…ど……うァ…ッ」

「…別に?俺はこれっきりでもいいんだぜ…?
そのかわり、もうお前とは二人きりで会うことはないが…。」

「…?!やぁっ……やだぁ…っ!…ぅ…ぁ…ごめな…さっ……いいこ…に…す、るからぁ……おれ…をすてな…い……で……っ…」

「じゃあ大人しく黙ってろ。せいぜい堪えるんだな。」

「…うっく……ン…ぅ……っ」

『……?グラッドさーん、ミントですけどお野菜を届けにきましたよー!
…おかしいなあ、いないのかしら?』

ライが声が零れないよう、右腕の袖をきつく噛み締めるのと、外から扉を隔ててくぐもったミントの声が響いたのは同時だった。
グラッドはライに自身を深く埋めたまま、ゆるゆるとそのきつい締め付けを楽しみつつ、いたって普段通りの声音で応対する。
ライの泣きそうな視線が、肌に心地良かった。

「ああ、ミントさん…すみません、今は自分は手が離せないので悪いですけど勝手に入ってもらえますか?」

『あ、はーい。わかりました』

声を張り上げたグラッドの指示通り、カチャリとノブが回って駐在所の入口の扉が開く。

「おじゃましまーす…グラッドさん?」

外の喧騒が部屋の中に入り込み、また遠くなった。
カツ、とミントの履いたブーツのヒールが床の木材と硬質な音を立てる。
休憩室の扉は開け放されたままだ。
もしミントが執務机のところから少しでもこちらを覗けば、ライとグラッドが何をしているのか全て見られてしまうだろう。
そう、後ろから犬のように犯されて、あさましく歓んでいる自分の何もかもを。
そうなってしまったら、グラッドは自分を捨てるのだ………きっと、何の躊躇もなく。
それを考えるだけで、ライは心が散り散りに引きちぎられてしまいそうになってしまう。

「ひぅ…ッ?!」

固唾を呑んでぎゅうっと湿った服の生地を噛み締めていると、不意にズン、と最奥を突き上げられてライは驚愕に瞳を見開いた。
知られて困るのはグラッドのはずなのに、わざと見つかるような真似をするその思惑がわからなくて、ライは助けを求めるように潤んだ瞳で背後を仰ぎ見る。
けれど、背後で自分を犯している男の顔には笑みすら浮かんでいて。
ただ愕然と見上げることしかできないライを他所に、再び激しい律動が開始された。

「……んぅ…ッ……!」

ちり、り、ちりん、ちりりっ
突然の突き上げになんとか声を抑えることはできたけれど、首元で激しく揺れる鈴の音はどうすることもできない。

「グラッドさん…?何の音ですか?」

当然、ミントも不審に思ったようで、訝しげな声が隣の部屋からかけられる。
みつかる…っ!
少しでも音を抑えようと鈴に伸ばした手は、たやすく捕らえられてしまった。
かわりに必死に動きを抑えるよう試みるが、グラッドはお構いなしに突き上げ続けてくる。
唯一の救いと言えるのは、ズッ、ズッ、ズッ、ズッ、と激しく男のものを出し入れされて間断なく続く淫らな水音が、大きく鳴り響く鈴の音に掻き消されてくれることだけだった。
カツ、カツ、カツ…と固いヒールが木の床を踏み締める音が段々と近付いてきて、あまりの緊張に筋の一本一本まで感じられるほどにきつく中のものを締め付けてしまう。
くつりとグラッドが喉の奥で低く嗤い、こんな状況だというのに繋がった場所から敏感にその振動を感じて震えてしまう躯が疎ましくて堪らなかった。

「猫を飼い始めたんですよ…これがやんちゃなヤツでして。風呂に入れようと思ったら、さっきから逃げ回って大変なんです」

「まあ…!私も手伝いましょうか?」

カツン!
ごく近くで足音が響いて、ドクドクと心臓が破れそうに脈打った。
全て、聞こえるのではないか。
はぁはぁと荒い息遣いも、動く度に生じるきぬ擦れの音も、ぐちゃぐちゃと目茶苦茶に中を擦り上げられている淫らな水音も。
それなのに、ライを突き上げる動きは納まるどころか更に激しさを増していて、想い人ではあるけれど、ライはそんなことを平気でやれるグラッドの神経が信じられなかった。

「いえ…ミントさんのお手を煩わせるわけにはいきませんよ!
それに、俺が追い掛けまわしたせいでかなり気が立っているみたいなんです。
ミントさんに怪我をさせるといけませんから…何ももてなせなくて申し訳ありませんが、野菜は俺の机の上にでも置いてやってもらえますか」

「そうですかあ、残念ですね…それじゃあ、お野菜はここに置いておきますねー」

愉しそうに口許を歪ませたまま、普段通りの困ったような、申し訳なさそうな、それに加えてミント相手にだけ混じる照れたような気恥ずかしそうな声音でグラッドが平然と応える。
その声を聞くと、ライはいつも心臓が引き絞られるような心地になるのだが、カツカツと再び遠のいていく足音に、ほっと胸を撫で下ろした。



















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2007.03.07